後からスペックを自由に変えられるためコスト削減につながります。
アクセス数や会員の伸びが読みづらかったり、時期によって急激にトラフィックが増加したりするWebサイト等は、通常であれば、推定トラフィックを予想し、その上限値に合わせて、サーバーのサイジングを行います。
その場合、トラフィックが集中しない時期、予想よりアクセスが集まらなくても稼動しているHWはオーバースペックになり、費用対効果にも見合わなくなってしまいます。
スモールスタートでクラウド化することで初期投資を抑えられますし、状況に応じてリソースを増減することが出来るためコスト削減につながります。
少人数・低コストでのサービス立ち上げが命題に
新しいサービスや事業、今までとは別のデバイスによる新ユーザーの取り込みをする場合、初めは出来るだけコストを掛けずにサービスを立ち上げ、事業に繋げるというのがそのサービスの命題になるケースがあります。
その場合、スモールスタートができ、サービスの成長に合わせ必要なリソースを柔軟に確保し、利用に応じたコストで済むクラウドがベストな選択肢になります。
ハウジングに比べて数百万のコスト減も
私たちナレッジコミュニケーションはクラウド導入前は数十台のサーバーをデータセンターでラックを借りて運用していましたが、設備やHWの保守コスト及び運用管理の人的コストも膨らんでいたためクラウド化の検討を進めました。
インフラのランニングコストは増加すれども、削減はなかなか難しいことです。
サーバの場合には年間を通して同じ利用率ではなく、月末や月初、また1日の中でも特定時間に利用が集中し、それ以外は低くなるケースが多いため、ピーク時に合わせてスペックを最大に合わせなくてはなりません。
それに対し、クラウドの様な外部ITリソースをサービスとして使うことで、利用状況に応じた料金を支払えばよくなるため、コスト削減につながります。
現状からクラウドに移行した場合、年間で数百万円のコストが削減出来る試算です。
Point1新サービスの立ち上げに必要な投資規模を節約出来る
自社でサーバーを保有するのであれば、最初の段階から将来の発展を見越してスペックや規模を余分に見積もる必要があり、HWのコスト、その検討作業にあたるサーバー担当者の人的コスト、それを設置する為のスペースのコストも必要となりますが、AWSを活用することで、多くのコストが削減され、投資規模を節約出来ます。
Point2サービス中断や、遅延により生じる営業・マーケティング部門の機会損失を防げる
システム設計・構築に時間を掛けることなく、Webアクセスのピークに応じて、サーバリソースを増減出来るため、設備コストの軽減だけではなく、サービス中断や、遅延から生じる機会損失を防ぐことが出来ます。
Point3スケールアップだけでなく、スケールダウンも出来る
例えばアクセスの集中が予測される数日前に、サーバー増設の準備をし、バーストトラフィックの対応後、必要がなくなれば通常のシステム構成に容易に戻すことが出来ます。
中規模サイトのWEBシステム
WEBサーバーとAPPサーバーを冗長化し、アベイラビリティゾーンと呼ばれる電源、空調、物理セキュリティが分離されたエリアで冗長構成をすることで、電源断等の環境障害にも通信への影響を極力低減化してサービスを継続することが出来ます。
- EC2にEBSと呼ばれる独立したストレージを設置。
- DataBase(RDS)も冗長化し、データはS3(外部ストレージ)に蓄積。
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